漢方診療
漢方専門医による診療(保険診療内)
漢方治療をお考えの方へ
漢方薬はオーダーメイドです!
漢方医学は患者の体質や病状(「証」)を見極めて、それにしたがって漢方薬を決定する「随証治療(ずいしょうちりょう)」が基本になりますですから病名や症状が同じでも、処方する漢方薬は患者さんによって異なります。たとえ、ご友人やご家族に効いた薬でも、その患者さんに合わなければ一切効きません。
どの漢方薬が合うのか・・・当院では院長がじっくり診察をさせていただき、その上で患者さんの体質や生活習慣、ストレスの度合い、ひいては性格までも考慮して決定しています。
特に最初の診察は非常に時間がかかりますので、当院では漢方専用の予約枠をご用意しております。
漢方治療の初診の方へ
漢方医学では治療を開始するにあたって、その方の体質や病態をしっかり把握する必要がありますので、初回の診察は特に時間を要します。診察前にも多くの時間がかかります(問診表をご記入いただいた後に職員によるさらなる詳しい問診があります)。
以下についてご理解いただきますようお願いいたします。
- 必ず事前にお電話、もしくは直接受付にてご予約をお取りになってから御来院ください。
- 当日は予約の時間よりもかなり前(30分~1時間前)に来院していただきます。
- 事前に連絡なしの当日キャンセルはご遠慮ください。
(他の患者様の予約をお断りして、長時間の予約枠をお取りしておりますので、他の患者様のご迷惑になります)
漢方治療の再診(2回目以降の診察)では普通にご来院いただいてかまいません。
初回の診察時のみ、上記のようにお願いしております。
どんな時に漢方薬を飲むといいの?
漢方は長く飲まないと効かないのでは?というイメージがある方も多いと思います。しかし、実際はインフルエンザのような風邪や嘔吐・下痢などの急性胃腸炎などの急性の病気にも漢方は即効性があります。
また、慢性の症状、、、例えば、検査をしても異常はないのにつらいと感じる症状があったり、西洋薬で治療していても良くならない方なども良い適応です(慢性の症状の場合は改善までに時間がかかることもあります)。
妊娠中、授乳中の方で西洋薬の服用をためらわれる場合にも漢方は適しています。
漢方薬ってどんな薬?
漢方には煎じ薬、丸薬、散薬(粉薬)、エキス剤があります。
現在、全国の病院ではエキス剤が主として使われていますが、エキス剤では効果が不十分な場合もあり、当院では煎じ薬、丸薬、散薬(粉薬)なども、より患者様に合うように調合し、積極的に処方しています。
費用面について
また、当院では基本的に保険診療で処方しております。費用面でのご負担はご安心ください。
漢方が得意とする症状は?
- アレルギーなどの体質的なもの
アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、喘息、蕁麻疹など - 更年期や月経に伴う女性特有の諸症状
更年期障害、生理不順、生理痛、生理前のイライラ、不妊症、冷え症、にきび、肌荒れなど - 自律神経失調症またはそれに似た症状
頭痛、めまい、肩こり、疲労感、不眠など - さまざまな痛み
鎮痛剤や注射に頼っている腰痛、膝痛、慢性関節リウマチ、神経痛など - 虚弱体質・病後の体力低下
すぐ風邪をひく、疲れやすい、下痢しやすい、食欲不振など - 呼吸器症状
原因のわからない咳、風邪の後に長引く咳など - 胃腸の不調
原因のわからない腹痛、胃もたれ、吐き気、便秘、下痢など - 風邪・腸感冒
西洋薬では眠気など副作用が気になる方、妊娠中、授乳中の方に - メタボリックシンドローム
肥満、高血圧、糖尿病の神経障害など
漢方薬と副作用
西洋薬と比べると低いとはいえ、漢方薬も医薬品である以上、副作用はゼロではありません。
漢方薬を構成している生薬に対するアレルギーや、体質に合わない強い薬を使ったり大量に使いすぎると色々な症状がおきてしまいます。
当院では初めて服用される場合はもちろん、長期に服用されている方にも時々血液検査などでチェックをおこないます。